「アロマ」「ブーケ」って?ロマンチックなワインの香りについて

【更新日】 2017/10/10

ワインの専門用語にはかわいらしい響きのものが多いですが、「アロマ」や「ブーケ」という言葉を聞いたことがありますか?実はこれ、ワインの持つ香りを表現するときに使われる言葉なのです。

 

・アロマ
ワインが完成するまでの間に生まれる香りのことを「アロマ」と言います。ぶどう自体の香りや、発酵時に出てくるものですね。主に花や果物、ハーブのような香りがします。さらに、アロマは「第一アロマ」「第ニアロマ」に分けることができます。

 

第一アロマは、ぶどうそのものの果実の香りを指します。赤ワインの場合は、ベリーやカシスのような芳醇な香り。白ワインの場合は、桃やレモン、りんごのようなフルーティーな香りが特徴です。また、フルーツの香り以外にもスパイス、干し草、ピーマンのような香りを感じられることもあります。

 

第二アロマは、発酵時に酵母菌によって生まれる香りのことで、別名発酵アロマとも呼ばれます。バナナやバターなど、少しクセのある香りが特徴です。ぶどうの果汁にはそこまで香りは無いため、ワインになった後に香るアロマは第二アロマが強いとも言われています。

 

・ブーケ
一方「ブーケ」とは、ワインが完成したあと、樽や瓶の中で熟成するうちに出てくる香りのことを指します。熟成が浅いころの香りは、フルーツジャムやドライフルーツに例えられます。そして熟成が進んでくると、枯れ葉や腐葉土、紅茶、タバコ、ナッツ、トリュフのような香ばしさが出てきます。

 

つまり、熟成させない早飲みのワインはアロマが強く、熟成が進むほどブーケが強くなります。「鼻だけでワインの背景がわかる」とも言われるほど、ワインの香りにはたくさんのヒントがちりばめられています。香りだけで産地の風景や熟成環境まで想像できるなんて、とってもロマンチックですね。

 

当店フェリーチェで、ぜひ、芳醇なアロマやブーケを感じてみてください。

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