ワインの格付けとは?フランスワインで簡単に解説!

【更新日】 2017/10/5

皆さんは、ワインに格付けがあるのをご存知ですか?良いワインとそうでないワインがあることは何となくわかるかと思いますが、実は細かく階級が分けられているのです。
そういった複雑さが「ワインは難しい」というイメージを与えてしまっているかもしれません。そこで簡単にですが、代表的なフランスワインの格付けを説明してみますね。

 

フランスのワインには、国が定めた格付けと地区ごとに定めた格付けが存在します。地区ごとまで覚えようとするとかなり細かくなってしまうので、今回は国が定めた格付けについて話します。

 

フランスには、長年のワイン造りの歴史から割り出した、独自の品質基準を用いた法律があります。2009年には、ヨーロッパのワイン法の基準となるEUの規定が変更され、フランスのワイン法はAOPと呼ばれる新法に改定されました。

 

AOP法は、条件を満たしたワインのみ原産地を名乗ることを許可される法律です。階級ごとにワインの格が3段階に分けられ、最も上等なのがAOP、その下がIGP、その下がVin de tableと続きます。
AOPは「原産地呼称保護ワイン」と呼ばれ、認定されれば特産品として売り出すことができます。その下のIGPは「地理的表示保護ワイン」と呼ばれ、生産地域を表示することが許されます。最も低いVin de tableは、産地表示のないワインのことです。

 

これらの階級はワインを見ればわかるよう、ラベルに印字されています。AOPとIGPは、Appellation d’origine protégée、Indication géographique protégéeと書かれています。

 

フランスワインの格付けについて、何となく理解してもらえたでしょうか。知識が増えると、ワインへの愛着も増すような気がするもの。
フェリーチェでは、様々なワインをそろえて皆様のお越しをお待ちしています。

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