ワインラベルを「エチケット」と呼ぶ理由!その語源とは?

【更新日】 2017/10/7

皆さんは、ワインボトルに貼られているシールのことを何と呼んでいるでしょうか。ワインに詳しい人でなければ、「ラベル」と言いますよね。実は、ワインボトルのラベルのことを指す時には、「エチケット」が正しい呼び方なのです。ではなぜエチケットと言うのでしょうか。その由来や語源を見ていきます。

 

ふたつは同じ意味の言葉ですが、ラベルは英語(label レーベル)、エチケットはフランス語(étiquette)になります。フランスは世界最高のワイン生産国とも言われていますから、フランス語が由来になっているのもうなずけますね。

 

エチケットはフランスではもともと、「貼り紙」や「立て札」「荷札」という意味があったようです。しかし私たちの感覚からすると、エチケットと聞くと「マナーや礼儀作法のこと」といったイメージが強いですよね?
実は、フランス革命以前の宮廷では、外部から宮廷を訪れる客人に、とるべき作法が書かれた貼り紙(エチケット)を見せていたそうです。やがて、いつしか紙だけでなく、礼儀作法そのもののこともエチケットと呼ぶようになっていったと言われています。

 

エチケットという言葉には、このような語源があったのですね。 また、ワインのエチケットには、銘柄や名前だけでなく、収穫年や産地、格付けなど、たくさんの情報が書かれています。エチケットを見ればワインの身の上が全てわかるとも言われるほどです。ぜひエチケットに書かれている内容にも注意して、この先もワインを楽しんでみてくださいね。

 

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ワインの知識を深めながら、その味わいの深さにも感じ入ってみてはいかがでしょうか。

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